22.6.2 CALL文(動的長基本項目機能)
一般規則
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COBOL間の呼び出しで,引数に指定した動的長基本項目は,適合規則およびプログラム間整合性チェック(-DebugCompatiオプションまたは-TDInfオプション)の対象とする。適合規則は次のとおりとする。
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動的長基本項目を呼び出し元プログラムの引数とする場合は,呼び出し先プログラムの引数も同じ字類の動的長基本項目であること。
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C-STATIC-STRUCTUREに関連付いた動的長基本項目の場合,そのLIMIT指定の値が一致していること。
連絡節に記述した動的長基本項目のLIMIT指定が省略された場合の規則は,「表22‒5 LIMIT指定有無と適合規則」に従う。
プログラム間整合性チェックの詳細については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」またはマニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」を参照のこと。
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BY CONTENTの一意名2が連絡節に定義した動的長基本項目の場合,その動的長基本項目にはLIMIT指定がなければならない。
(例)
LINKAGE SECTION. 01 DYNADATA PIC X DYNAMIC LENGTH C-STRING. PROCEDURE DIVISION USING DYNADATA. CALL 'MAGO' USING BY CONTENT DYNADATA. *> この使い方をする場合,DYNADATAにはLIMIT指定が必要。コンパイルエラーとなる。
- 【標準仕様との関連】
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「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「10.8.4 CALL文」