COBOL2002 言語 拡張仕様編


13.4.18 RESET句(WINDOW SECTION)

形式

[図データ]

機能

RESET(右寄せ)句は画面からの入力データを右に寄せて収めることを指定する。

一般規則

  1. RESETとRESETTEDは同義語である。

  2. RESET句は入力または入出力フィールドに対する英字,英数字および日本語の基本項目に指定できる。出力フィールドには指定してはならない。

  3. 定数1には次の規則を適用する。

    • 英数字フィールドのとき,定数1は1文字の英数字定数,16進英数字定数または表意定数でなければならない。表意定数はZERO,SPACE,QUOTE,HIGH-VALUE,LOW-VALUEを指定できる。

      ただし,-UniObjGenオプションを指定した場合,定数1にUTF-8で多バイトとなる文字が含まれてはならない。-UniObjGenオプションについては,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」またはマニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」のUnicode機能を参照のこと。

    • 日本語フィールドのとき,定数1は1文字(2バイト)の日本語文字定数でなければならない。

      ただし,-UniObjGenオプションを指定した場合,定数1は指定してはならない。-UniObjGenオプションについては,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」またはマニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」のUnicode機能を参照のこと。

  4. RESET句は,ACCEPT文またはREPLY文を実行して入力したデータを,フィールドとデータ項目の両方に右端をそろえて収める。

  5. 定数1を書かないと左端には空白を埋める。

  6. LETTER句を指定した項目には,RESET句は指定できない。

    (例)RESET句の実行例

    PICTURE

    定数

    入力データ

    表示データ

    データ項目の値

    X(4)

    なし

    AB△△

    △△AB

    △△AB

    X(4)

    '*'

    AB△△

    **AB

    **AB

    (凡例)

    △:空白