COBOL2002 言語 拡張仕様編


13.4.8 FIELD TYPE句(WINDOW SECTION)

形式

[図データ]

機能

FIELD TYPE(フィールドの区分)句は,画面のフィールドの区分(入力,出力または入出力)を指定する。

一般形式

  1. FIELD TYPE句は,PICTURE句のない基本項目でなければ01〜49のどんなレベルに書いてもよい。集団項目に書くと,その集団に従属する基本項目にそのFIELD TYPE句を適用する。

    PICTURE句のない基本項目は,上位レベルのFIELD TYPE句に関係なく,区分はOUTPUTとみなされる。

  2. 上位と下位のレベルに同時にFIELD TYPE句を書いてもよい。同時に書くと,下位のレベルの句が有効になる。

    (例)FIELD TYPE句の指定

           01 A OUTPUT.
             02 B 〜         :出力フィールド
             02 C INPUT 〜   :入力フィールド
             02 D 〜         :出力フィールド
  3. 基本項目およびそれを含む集団項目にFIELD TYPE句の指定がないと,その基本項目の区分はOUTPUTとなる。

  4. INPUTは,そのフィールドが入力フィールドであることを示す。

  5. OUTPUTは,そのフィールドが出力フィールドであることを示す。

  6. I-Oは,そのフィールドが入出力フィールドであることを示す。

  7. 画面入出力文の各フィールドに対する処理内容を「表13‒6 フィールドに対する処理内容」に示す。

    表13‒6 フィールドに対する処理内容

    区分

    入力フィールド

    出力フィールド

    入出力フィールド

    ACCEPT

    データの入力

    終了キーの入力

    データの入力

    DISPLAY

    何もしない

    データの表示

    データの表示

    REPLY

    データの入力

    データの表示および

    終了キーの入力

    データの表示および

    データの入力