COBOL2002 言語 拡張仕様編


12.2.9 COLUMN句(SCREEN SECTION)

形式

[図データ]

機能

画面項目の画面上の水平方向の座標を指定する。

構文規則
  1. COLUMNとCOLは同義語である。

  2. PLUSと+は同義語である。

  3. COLUMN句は基本画面記述項に対してだけ指定できる。

  4. 整数3は0以外の符号なし整数でなければならない。

  5. 一意名3は整数基本データ項目として記述されたものでなければならない。

    一意名3は部分参照されてはならない。

  6. 一意名3はファイル節,作業場所節,局所場所節または連絡節で定義されなければならない。

一般規則
  1. COLUMN句は,ACCEPT文またはDISPLAY文の動作時に画面項目が表示される位置のカラム番号を指定する。

  2. COLUMN句に一意名または整数の指定はあるが,PLUS,+,-のどんな指定もない場合,この句は絶対カラム番号を与える。

  3. COLUMN句でPLUS,+,-のどれかの指定がなされた場合,カラム番号は,その文が画面節(SCREEN SECTION)で定義されている一つ前の画面項目を画面に表示したかどうかにかかわらず,画面節(SCREEN SECTION)で定義されている一つ前の画面項目が終わる位置からの相対位置となる。これは,PICTUREまたはVALUE句で導かれる項目の現在の長さに依存する。

    レベル01の場合,カラム番号の計算は画面の1カラム目から再スタートする。

  4. ACCEPT文またはDISPLAY文で参照される最初の画面項目のカラム番号は,相対カラム番号で指定してはいけない。最初の画面項目が相対カラム番号で指定された場合は画面の1カラム目を基準として計算される。

  5. LINE句を指定してCOLUMN句を省略した場合,COLUMN 1が仮定される。

  6. LINE句,COLUMN句をともに省略した場合,次の規則が適用される。

    ・先行する画面項目が定義されていない場合,LINE 1,COLUMN 1が仮定される。

    ・先行する画面項目が定義されている場合,先行する画面項目の行およびCOLUMN PLUS 1が仮定される。

  7. NUMBER指定を省略すると,PLUS 1が仮定される。