12.1.3　CURSOR句（SCREEN SECTION）

形式

機能

ACCEPT文が用いるカーソルアドレスを格納するデータ名を指定する。これによって，ACCEPT文実行時のカーソルの初期位置を指定できる。また，プログラム中でACCEPT文終了時のカーソル位置を保持できる。

構文規則

1. データ名1は，そのプログラム，利用者定義関数，ファクトリ定義およびインスタンス定義の作業場所節または局所場所節で宣言されていなければならない。また，データ名1は，4文字長か6文字長でなければならない。

2. データ名1は，暗黙的にまたは明示的にUSAGE IS DISPLAYとして記述された符号なし整数基本項目を記述するものか，またはそのような項類の基本データ項目から成る集団項目を記述するものでなければならない。

一般規則

1. CURSOR句が指定されていない場合は，ACCEPT文実行時のデフォルトのカーソル位置は，画面上の最初の入力フィールドまたは更新フィールドの先頭となる。

2. データ名1が4文字長の場合，先頭の2文字は行番号，残る2文字はカラム番号と解釈される。

   データ名1が6文字長の場合，先頭の3文字は行番号，残る3文字はカラム番号と解釈される。

3. カーソルアドレスが入力フィールドまたは更新フィールド中の位置を示していない場合，カーソルの初期位置は未定義として扱われ，最初の入力フィールドまたは更新フィールドの先頭に位置づけられる。

   このシステムでは，カーソルの初期位置が未定義のときに，ACCEPT文終了時のカーソル位置をデータ名1に格納する。また，データ名1に不当な値が入っていた場合，カーソルの初期位置は未定義として扱われる。

4. CURSOR句は複数定義してはならない。