COBOL2002 言語 拡張仕様編


9.5.3 集合関数指定(データベースアクセス機能)

形式

[図データ]

機能

集合関数指定(set function specification)は,関数の適用によって導出される値を指定する。

一般規則
  1. DISTINCT指定の場合の引数の値は,列指定のすべての値からナル値および重複する値を取り除いた値の集合とする。

  2. ALL指定の場合,引数で指定された値式のナル値を含まない値の集合とする。

  3. 各関数の機能を次に示す。

    関数

    機能

    COUNT(*)

    該当するすべての行の数を返す。

    AVG

    DISTINCT,ALL指定の引数で指定された列指定,値式の平均値を返す。

    MAX

    DISTINCT,ALL指定の引数で指定された列指定,値式の最大値を返す。

    MIN

    DISTINCT,ALL指定の引数で指定された列指定,値式の最小値を返す。

    SUM

    DISTINCT,ALL指定の引数で指定された列指定,値式の合計値を返す。

    COUNT

    DISTINCT指定の引数で指定された列指定の値の数を返す。

  4. 各関数の引数および結果のデータ型は,接続データベースによって規定される。