5.4.8　VALUE句（ブール形式データを扱う機能）

形式

書き方1

書き方2

機能

1. 初期値を設定する（書き方1）。

2. 条件名に対応する値を指定する（書き方2）。

一般規則

書き方1に関する規則

1. 定数1はブール定数または表意定数ZERO，ZEROS，ZEROESでなければならない。

2. 定数1がブール定数の場合，定数1の値は，標準けた寄せ規則に従って収められる。

   （例）

   

   なお，上例では用途の指定がないので，用途はDISPLAYとみなされ5バイトとなる。もし，用途をBITと指定すると5ビットとなるが，その場合には，上例のブール定数は3ビットの「1」を意味することになる。標準けた寄せ規則は用途BITの場合もDISPLAYの場合と同様に適用される。

書き方2に関する規則

1. ブール項目を条件変数とする条件名では，定数1はブール定数または表意定数ZERO，ZEROS，ZEROESでなければならない。

2. 定数1 THRU 定数2 という書き方はできない。

【標準仕様との関連】

「COBOL2002　言語　標準仕様編」　「9.16.88　VALUE句」