COBOL2002 言語 拡張仕様編


1.7.7 UNSTRING文(日本語機能)

形式

形式は標準仕様と同じ。

機能

送り出し側作用対象の連続した日本語データを分解し,幾つかの受け取り側作用対象に入れる。

構文規則
  1. 一意名1の用途がNATIONALのとき,定数1および定数2は,日本語文字定数または表意定数SPACEでなければならない。

  2. 一意名1の用途がNATIONALのとき,一意名2から一意名5は,明示的または暗黙的に項類が日本語のデータ項目として記述されていなければならない。

一般規則
  1. 区切り文字に表意定数を用いると,長さ1の日本語文字定数とみなされる。

  2. 一意名1の用途がNATIONALのとき,一意名1のデータ項目の内容が,MOVE文の転記の規則に従って,一意名4のデータ項目に転記される。

  3. 一意名7が示すものは受け取り側作用対象中の相対文字位置であって,相対バイト位置ではない。

  4. この文に関するその他の規則は,標準仕様に従う。

【標準仕様との関連】

COBOL2002 言語 標準仕様編」 「10.8.52 UNSTRING文