付録C.3 カバレージ情報の操作
- 〈この項の構成〉
(1) プログラム情報ファイルのマージ
次の例では,プログラム情報ファイルをマスタ用ファイルとテスト用ファイルに分けて使用します。カバレージ情報はテスト用ファイルに蓄積し,テスト後にマスタ用ファイルにマージします。このようにプログラム情報ファイルを使用すると,ファイルを保護したり,同一のテストプログラムを複数の使用者でテストしたりできます。
- (使用例)
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プログラム情報ファイル/usr/test/master/testa.cbpをマスタ用ファイルとして使用する。
- テスト方法
cp /usr/test/master/testa.cbp /usr/tmp/testa.cbp …1. CBLPIDIR=/usr/tmp …2. export CBLPIDIR cbltd2k -input /usr/batch/testa01.tdi -Execute /usr/test/testa …3.
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マスタ用のプログラム情報ファイルをコピーする。
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蓄積したカバレージ情報を格納するディレクトリを環境変数CBLPIDIRで設定する。
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cbltd2kコマンドでプログラムのテストを実行し,カバレージ情報を蓄積する。TDコマンド格納ファイル中のGO TDコマンドには,COVERAGEオペランドを指定しておく。
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- マージ方法
cblca2k -merge /usr/test/master/testa.cbp -input /usr/tmp/testa.cbp