10.2 コンパイル時の注意事項
Linux(x86) COBOL2002,Linux(x64) COBOL2002でコンパイルするときの注意事項を次に示します。
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シフトJISで記述されたCOBOLソースプログラムだけがコンパイルできます。UTF-8で記述されたCOBOLソースはコンパイルできません。
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コンパイル時には,-UniObjGenコンパイラオプションおよび環境変数CBLSRCENCODINGにSJISを指定しなければなりません。
-UniObjGenコンパイラオプションについては,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「コンパイラオプション」の「その他の設定」の「-UniObjGenオプション」を参照してください。コンパイラ環境変数CBLSRCENCODINGについては,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「コンパイラ環境変数」の「コンパイラ環境変数の詳細」の「CBLSRCENCODING」を参照してください。
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ccblコマンドは使用できません。ccbl2002コマンドを使用してください。
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日本語文字,半角かたかななど,UTF-8で多バイトとなる文字は,言語仕様上,使用できる個所に制限があります。詳細は,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「Unicode機能」の「Unicode機能での制限事項」の「コンパイル時の制限事項」を参照してください。
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環境変数名,環境変数に設定する値,コマンドライン引数,コンパイル時に使用するファイル名,ディレクトリの絶対パス名,およびコンパイルを実行するカレントディレクトリの絶対パス名には,UTF-8で多バイトとなる文字は使用できません。詳細は,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「Unicode機能」の「Unicode機能での制限事項」の「コンパイル時の制限事項」を参照してください。
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Linux(x86) COBOL2002,Linux(x64) COBOL2002で使用できるコンパイラオプションについては,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「コンパイラオプション」の「コンパイラオプションの一覧」を参照してください。また,-UniObjGenコンパイラオプションと同時に指定した場合に無効となるオプションについては,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「コンパイラオプション」の「コンパイラオプションの優先順位」の「オプション間の優先順位」の「オプションを指定すると,ほかのオプションが無効となる場合」を参照してください。
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Linux(x86) COBOL2002,Linux(x64) COBOL2002で使用できるコンパイラ環境変数については,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「コンパイラ環境変数」の「コンパイラ環境変数の一覧」を参照してください。
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コンパイルリストはシフトJISで出力されます。詳細は,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「Unicode機能」の「入出力情報と取り扱う文字コード」を参照してください。
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コンソールに出力するエラーメッセージはUTF-8で出力されます。詳細は,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」の「Unicode機能」の「入出力情報と取り扱う文字コード」を参照してください。