6.2.5 カバレージ情報の表示(テキスト形式)
次の方法で,プログラム情報ファイルに蓄積されたカバレージ情報を,テキスト形式のカバレージ情報リストファイルへ出力できます。
-
端末からcblcl2kコマンドを実行する。
詳細は,「7.3 カバレージ情報の表示(テキスト形式)」を参照してください。
カバレージ情報の表示による出力リストの形式は次のとおりです。表示される順序は,選択されたプログラム情報ファイルの順に依存します。スタックコンパイルされている場合は,-Main,Systemコンパイラオプションを指定したプログラムを,そのプログラム情報ファイル単位内の先頭に表示します。
(1) 翻訳単位の一覧表示
指定された翻訳単位のC0メジャー,差分C0メジャー,C1メジャー,差分C1メジャーを一覧に表示します。
項目 |
内容 |
|||
---|---|---|---|---|
翻訳単位 |
名称 |
翻訳単位の名称 9文字以上の名称は,アスタリスク(*)を表示し,<名称>のあとに表示する。 |
||
種別 |
翻訳単位の種別 P:プログラム C:クラス T:利用者定義関数 |
|||
C0 |
対象総数 |
翻訳単位 |
実行文の数 |
|
実行済数 |
実行が済んだ実行文の数 |
|||
C0 |
C0メジャー※ |
|||
差分C0 |
対象総数 |
差分 |
実行文の数 |
|
実行済数 |
実行が済んだ実行文の数 |
|||
差分C0 |
差分C0メジャー※ |
|||
C1 |
対象総数 |
翻訳単位 |
実行できる分岐先の数 |
|
実行済数 |
実行が済んだ分岐先の数 |
|||
C1 |
C1メジャー※ |
|||
差分C1 |
対象総数 |
差分 |
実行できる分岐先の数 |
|
実行済数 |
実行が済んだ分岐先の数 |
|||
差分C1 |
差分C1メジャー※ |
|||
合計 |
C0 |
対象総数 |
一覧の全翻訳単位 |
実行文の数の合計 |
実行済数 |
実行が済んだ実行文の数の合計 |
|||
C0 |
C0メジャー※ |
|||
差分C0 |
対象総数 |
一覧の全翻訳単位の差分 |
実行文の数の合計 |
|
実行済数 |
実行が済んだ実行文の数の合計 |
|||
差分C0 |
差分C0メジャー※ |
|||
C1 |
対象総数 |
一覧の全翻訳単位 |
実行できる分岐先の数の合計 |
|
実行済数 |
実行が済んだ分岐先の数の合計 |
|||
C1 |
C1メジャー※ |
|||
差分C1 |
対象総数 |
一覧の全翻訳単位の差分 |
実行できる分岐先の数の合計 |
|
実行済数 |
実行が済んだ分岐先の数の合計 |
|||
差分C1 |
差分C1メジャー※ |
注※ 小数点第2位以下を切り捨てる。
(2) まとめ情報の表示
指定した翻訳単位のC0メジャー,差分C0メジャー,C1メジャー,差分C1メジャー,S1メジャー,差分S1メジャーを表示します。
項目 |
内容 |
||
---|---|---|---|
翻訳単位名の種別 |
プログラム名・クラス名・利用者定義関数名 |
||
翻訳単位名 |
翻訳単位の名称 |
||
コンパイル日時 |
翻訳単位を含む原始プログラムをコンパイルした日時 |
||
テスト日時 |
翻訳単位を含む原始プログラムのカバレージ情報を最後に蓄積した日時 |
||
変更回数 |
翻訳単位を含む原始プログラムを変更した回数 |
||
テスト回数 |
翻訳単位を含む原始プログラムを実行した回数 32,766を超えた場合は***** |
||
<C0> |
対象総数 |
翻訳単位 |
実行文の数 |
実行済数 |
実行が済んだ実行文の数 |
||
未実行数 |
実行していない文の数 |
||
カバレージ率 |
C0メジャー※ |
||
<差分C0> |
対象総数 |
差分 |
実行文の数 |
実行済数 |
実行が済んだ実行文の数 |
||
未実行数 |
実行していない実行文の数 |
||
カバレージ率 |
差分C0メジャー※ |
||
<C1> |
対象総数 |
翻訳単位 |
実行できる分岐の数 |
実行済数 |
実行が済んだ分岐の数 |
||
未実行数 |
実行していない分岐の数 |
||
カバレージ率 |
C1メジャー※ |
||
<差分C1> |
対象総数 |
差分 |
実行できる分岐の数 |
実行済数 |
実行が済んだ分岐の数 |
||
未実行数 |
実行していない分岐の数 |
||
カバレージ率 |
差分C1メジャー※ |
||
<S1> |
対象総数 |
翻訳単位 |
実行できる呼び出し文の数 |
実行済数 |
実行が済んだ呼び出し文の数 |
||
未実行数 |
実行していない呼び出し文の数 |
||
カバレージ率 |
S1メジャー※ |
||
<差分S1> |
対象総数 |
差分 |
実行できる呼び出し文の数 |
実行済数 |
実行が済んだ呼び出し文の数 |
||
未実行数 |
実行していない呼び出し文の数 |
||
カバレージ率 |
差分S1メジャー※ |
注※ 小数点第2位以下を切り捨てる。
- 注意事項
-
C0メジャー,C1メジャー,差分C0メジャー,差分C1メジャー,S1メジャーおよび差分S1メジャーのそれぞれの対象総数が99,999,999を超えた場合,表示は「********」となります。
(3) 全ソース表示
原始プログラムを表示し,原始プログラムの変更による差分とC0・C1の実行済みの状態を表示します。
項目 |
内容 |
---|---|
翻訳単位名の種別 |
プログラム名・クラス名・利用者定義関数名 |
翻訳単位名 |
翻訳単位の名称 |
コンパイル日時 |
翻訳単位を含む原始プログラムをコンパイルした日時 |
テスト日時 |
翻訳単位を含む原始プログラムのカバレージ情報を最後に蓄積した日時 |
変更回数 |
翻訳単位を含む原始プログラムを変更した回数 |
テスト回数 |
翻訳単位を含む原始プログラムを実行した回数 |
ソース要素名の種別 |
プログラム名・メソッド名・利用者定義関数名 |
ソース要素名 |
ソース要素の名称 |
変更 |
Y:原始プログラムの変更された行 |
#:原始プログラムの変更によって影響がある行 |
|
<C0> |
*:実行が済んだ文 |
.:実行していない文 |
|
<C1> |
@:実行が済んだ分岐 |
.:実行していない分岐 |
|
行番号 |
コンパイラが振り直した行番号 |
ソーステキスト |
原始プログラムの行 |
まとめ情報の項目は,「(2) まとめ情報の表示」を参照してください。
- 注意事項
-
-
C1に該当する明示的な文がないときは,空白行を表示してC1の情報を表示します。
- (例1)ELSEがないIF文
-
ELSEがないIF文は,IF文の下に空白行を示します。IF文がネストするときは,最外のIF文の下にC1に該当する空白行を示します。
(a)は111200行のIF文の「省略されたELSE」のC1を示します。
(b)は111000行のIF文の「省略されたELSE」のC1を示します。
- (例2)うちPERFORM文
-
UNTIL指定のある「うちPERFORM文」には「ループする」と「ループしない」の2方向の分岐があり,両方のC1を表示します。
(a)は0112000行のPERFORM文の「ループする」ときの分岐先のC1の行です。
(b)は0112000行のPERFORM文の「ループしない」ときの分岐先のC1を空白行で示します。
- (例3)そとPERFORM文
-
UNTIL指定のある「そとPERFORM文」は「ループしない」ときのC1をPERFORM文の下に表示します(「ループする」の分岐先のC1はPERFORM文で実行される文に表示します)。
(a)は0113000行のPERFORM文の「ループしない」ときの分岐先のC1を示します。
-
(4) 差分ソース表示
原始プログラムの修正によって生じた差分の実行文に対して,変更行,変更影響行,C0実行済み,C1実行済みを明示します。
各項目の内容については,「(3) 全ソース表示」を参照してください。