4.2.3 cbltd2kコマンド
cbltd2kコマンドの形式を次に示します。
形式1
- 形式2
-
- -Input
-
TDコマンド格納ファイル名を指定します。ファイル名の拡張子は,「.tdi」または「.tds」でなければなりません。
- -SyntaxOnly
-
TDコマンドの構文解析だけをし,実行しません。
- -Output
-
結果出力ファイル名(.tdl)を指定します。ファイル名の拡張子は,「.tdl」でなければなりません。省略時は,-Inputで指定したTDコマンド格納ファイル名の拡張子を「.tdl」に変更したファイル名とします。
- -IncludePath
-
#INCLUDEコマンドで指定するTDコマンド格納ファイルのディレクトリを指定します。省略時は,cbltd2kコマンドで指定したTDコマンド格納ファイルのディレクトリを仮定します。cbltd2kコマンドで指定するTDコマンド格納ファイルには適用しません。
- -Library
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テストデバッグ対象とする共用ライブラリ名を指定します。
- -Execute
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テストデバッグ対象プログラムを起動するための実行可能ファイル名を指定します。
- -Help
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cbltd2kコマンドの構文を表示します。このオプションの指定時は,ほかのオプションをすべて無効とします。
- 注意事項
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引数の指定順序は任意です。ただし,-Executeオプションは,必ず最後に指定します。
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-Libraryオプションは,引数に複数のファイル名を指定できます。
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-SyntaxOnlyオプションが指定されていても,#INCLUDEコマンドはTDコマンド格納ファイルの取り込みをし,取り込んだTDコマンド格納ファイル内のTDコマンドの構文解析が行われます。また,#OPTIONコマンドの指定を有効とします。
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起動後のカレントディレクトリは,cbltd2kコマンドを入力したディレクトリです。
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cbltd2kコマンドのメッセージは標準エラー出力へ出力します。
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cbltd2kコマンド名は,英小文字で指定します。
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cbltd2kコマンド名だけを指定した場合は,cbltd2kコマンドの構文を表示します。
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オプションは,英大文字,英小文字のどちらでも指定できます。オプションの始まりは,ハイフン(-)とします。
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オプションの区切り記号は空白文字およびタブです。空白文字およびタブを区切り記号としたくないときは,オプションをダブルコーテーション(")で囲みます。
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同じオプションを複数指定した場合は,最後に指定したオプションを有効とします。
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オプションにパスの付かないファイル名を指定した場合は,カレントディレクトリのファイルとします。相対パスの付いたファイル名を指定した場合は,カレントディレクトリを起点とする相対パスのディレクトリにあるファイルとします。
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オプションに複数のファイル名を指定する場合は,コンマ(,)または空白文字で区切ります。また,アスタリスク(*)をファイル名の一部に指定すると,*以外の文字が一致するすべてのファイルを指定できます。
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cbltd2kコマンドが返す終了コードは,次のとおりです。
終了コード
内容
0
正常終了
1
エラー発生による終了
2
キー操作による割り込みによる終了
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-Helpオプションによるコマンドの構文は,標準出力へ出力します。それ以外のメッセージは,標準エラー出力へ出力します。
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次に示すどれかに該当する場合,単独で実行したユーザプログラムが異常終了すると,「セグメンテーション違反です」などのメッセージがシステムから表示されます。テストデバッガからユーザプログラムを起動すると,システムからのこのメッセージは表示されません。
・実行時環境変数CBLEXCEPTにNOSIGNALを指定した場合
・次に示すコンパイラオプションのどれか一つも指定しないでコンパイルしたプログラムの場合
-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeコンパイラオプション
・COBOLが例外(スタックオーバーフローなど)を検出できない場合
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