2.4.6 ウィンドウの表示先変更
テストデバッガのウィンドウを,テストデバッガを実行しているマシンと別のマシンに表示しながらデバッグできます。プログラムからの連動実行をしたときに有効です。
表示先を変更するときは環境変数CBLTDDISPLAYを設定します。環境変数CBLTDDISPLAYに設定する値は環境変数DISPLAYに設定する値と同じです。環境変数DISPLAYについては,X Window Systemのマニュアルを参照してください。
- 使用例1
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連動実行されるラインモードのテストデバッガの表示先を変更します。
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ClientXでの入力コマンド
xhost +ServerA … 1. rlogin ServerA … 2.
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rloginしたServerA での入力コマンド
CBLTDDISPLAY=ClientX:0.0 … 3. export CBLTDDISPLAY CBLTDEXEC='TL -Execute /tmp/a.out' … 4. export CBLTDEXEC /tmp/a.out … 5.
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ClientXでxhostコマンドを入力してラインモードのウィンドウを表示できるようにします。
xhostコマンドについては,X Window Systemのマニュアルを参照してください。
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ClientXからServerAにリモートログインします。
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ServerAで環境変数CBLTDDISPLAYを設定します。
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ServerAで環境変数CBLTDEXECを設定します。
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ServerAでプログラムを実行します。
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- 注意事項
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環境変数CBLTDDISPLAYは,X Window Systemを使用している場合だけ有効となります。