6.2.4 カバレージ情報の蓄積
次のどちらかの方法で,プログラムを実行して,カバレージ情報を,プログラム情報ファイルへ蓄積します。
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端末からcblcv2kコマンドを指定して,プログラムを実行する。
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「プログラムからの連動実行」の設定を行い,プログラムを実行する。
また,次の方法で,テストデバッグによるプログラムの実行時にも,カバレージ情報が蓄積できます。
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TDコマンドのプログラムの実行(GOコマンド)で,COVERAGEオペランドを指定する。
- 注意事項
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マルチスレッドプログラムは,COBOLプログラムの全スレッドがカバレージ情報の蓄積の対象になります。
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実行可能ファイル・共用ライブラリに含まれる翻訳単位とプログラム情報ファイルは,コンパイルによって同時に作成されていなければなりません(同一のコンパイル時間である必要があります)。
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プログラムの実行が終了したときに,蓄積したカバレージ情報をプログラム情報ファイルへ保存します。プログラムが実行時エラーによって終了した場合も,終了までに蓄積したカバレージ情報を保存します。
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カバレージの蓄積は,ブロックごとに蓄積します。カバレージのブロックは,順次実行される無条件文の集まりで,条件文の条件句の直前までが原則として一つのブロックとなります。ブロックの先頭の文を実行したときにブロック全体が実行されたと判断します。ブロック中の文で共通例外や実行時エラーが発生した場合も,そのブロックは実行されたと判断します。
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