COBOL2002 使用の手引 操作編


5.4.28 CASE(テストケースの指定)

テストケースの手続きを設定します。

形式

[図データ]

  • ID(ケース識別子)

    テストケースの名称をケース識別子として定義します。英字で始まる31文字以内の英数字文字列で指定します。

  • TOSTEP(ステップ数)

    プログラムの実行を開始してから終了するまでのステップ数を指定します。最初の文を実行したときのステップ数を1とします。

    指定できる範囲は,1〜2,147,483,647の整数です。実行した文が指定された数に達すると,実行が打ち切られます。

  • CONDITION(ケース選択条件〔AND … 〕)

    テストケースを実行する条件を指定します。指定したすべての条件を満たしたときにテストケースが実行されます。

    ケース選択条件は,次の条件式で指定します。

    [図データ]

    ケース識別子は,先に実行したテストケースのケース識別子を指定します。#LASTCODEを指定した場合は,直前のテストケースが仮定されます。

    ケースコードは,先行するテストケース内でASSIGN CASECODEコマンドを使用して設定した値です。

  • TDコマンド群

    テスト手続きをTDコマンドで指定します。

注意事項
  • ステップ数は,スレッドに依存しないで,実行した文をカウントします。