COBOL2002 使用の手引 操作編


5.4.10 SET FLOW/RESET FLOW(フロー情報の蓄積開始と終了)

〈この項の構成〉

(1) SET FLOW(フロー情報の蓄積開始)

フロー情報は,プログラムの実行時に通過した文の実行経路です。SET FLOWコマンドで,フロー情報の蓄積を開始します。蓄積したフロー情報は,DISPLAY FLOWコマンドで表示できます。また,バッチモードでは,実行時エラーが発生したときに,フロー情報を表示します。

形式

[図データ]

  • PROCEDURE | PARAGRAPH | STATEMENT

    蓄積する通過点の単位を指定します。

    PROCEDURE:ソース単位の入口,出口の情報を蓄積します。

    PARAGRAPH:ソース単位の入口,出口と手続き名の情報を蓄積します。

    STATEMENT:ソース単位の入口,出口と手続き名および文の情報を蓄積します。

  • STACK(蓄積数)

    蓄積する通過点の数を指定します。指定できる数は1〜500の整数で,省略時は99が仮定されます。

(2) RESET FLOW(フロー情報の蓄積中止)

フロー情報の蓄積を中止します。

形式

[図データ]