付録A.4 Unicodeの場合
Unicodeについては,「27. Unicode機能」を参照してください。
(1) UTF-8の動作環境(Linuxで有効)
環境変数LANGにUTF-8に対応した設定値が設定された環境(UTF-8環境)では,コンパイル時および実行時の動作環境がUTF-8となります。UTF-8環境では,シフトJISコードで記述されたCOBOLソースをコンパイルおよび実行できます。UTF-8に対応した環境変数LANGの設定値を次に示します。
OS |
環境変数LANGの設定値 |
---|---|
Linux |
ja_JP.UTF-8 ja_JP.utf8 |
注意事項
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Unicode機能を使用する必要があります。
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UTF-8環境で作成したCOBOLプログラム(オブジェクト,アーカイブライブラリ,共用ライブラリ,または実行可能ファイル)は,UTF-8環境で実行する必要があります。また,ほかの環境で作成したCOBOLプログラムと混在して使用することはできません。UTF-8環境以外で実行した場合,およびほかの環境で作成したCOBOLプログラムと混在して使用した場合は,動作は保証しません。
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UTF-8環境では,Unicodeで記述されたCOBOLソースはコンパイルおよび実行できません。
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ccblコマンドは使用できません。
(2) Unicodeデータを扱うCOBOLプログラム
COBOL2002では,Unicode機能を使用してUnicodeのデータを扱うCOBOLプログラムをコンパイルおよび実行できます。Unicode機能の詳細は,「27. Unicode機能」を参照してください。