18.6.1 共用ライブラリの概要
主プログラム(呼び出し元プログラム)と副プログラム(呼び出し先プログラム)を別ファイルにして,呼び出し先プログラムを一つのファイルにまとめたものを共用ライブラリといいます。
呼び出し先プログラムを共用ライブラリにすると,次の利点があります。
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複数のユーザアプリケーションで一つの共用ライブラリを共用できます。このため,メモリ空間が節約でき,スワップの回数も減らせます。
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関数の引数と戻り値を変更しなければ,共用ライブラリ中の関数を変更しても実行可能ファイルやほかの共用ライブラリの再コンパイルや再リンクは不要です。
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不要となった共用ライブラリをメモリからアンロードすることによって,メモリを効率良く使用できます。