27.7.3 実行時の制限事項
実行時の制限事項について,次に示します。
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使用できる文字コードはUCS-4の範囲(UCS-2の範囲を含む)です。
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AIXの場合,日本語,半角かたかななど,Unicodeで多バイト文字となる文字を,次のサービスルーチンに指定した場合,動作は保証しません。
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JCPOPUPサービスルーチン
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次に示す例外に関する組み込み関数の関数値の文字コードはシフトJISです。関数値をUnicodeのデータで使用する場合,コード変換ライブラリを使用して,文字コードを統一してください。
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EXCEPTION-FILE
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EXCEPTION-LOCATION
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EXCEPTION-STATEMENT
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EXCEPTION-STATUS
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用途がNATIONALの項目を従属として含む集団項目と,用途がDISPLAYの項目間の転記処理した場合,転記結果は保証しません。
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転記や文字列操作機能(部分参照やSTRING文などの文字列操作文)では,用途がDISPLAYの項目に格納された文字は,1文字1バイトとして処理し,用途がNATIONALの項目に格納された文字は,1文字2バイトとして処理します。文字列操作文が,用途がDISPLAYの項目に対して作用する場合,定数または一意名の値に多バイト文字を含まないでください。
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日本語,半角かたかななど,Unicodeの多バイト文字を含むソースファイル名,およびパス名は使用できません。
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シフトJISなどUnicode以外のデータを入力し,Unicodeに変換しないで処理を続行した場合,動作は保証しません。
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Linuxの場合,実行時環境変数CBLD_ファイル名のファイル名(SELECT句に指定したファイル名1)に,Unicodeで多バイトとなる文字は指定できません。指定した場合,この環境変数は無視されます。
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Linuxの場合,次に示す項目にUnicodeで多バイトとなる文字は使用できません。使用した場合の動作は保証しません。
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EXTERNAL句を指定したデータ名およびファイル名
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外部で設定された環境変数の設定値
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コマンドラインの引数
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Linuxの場合,ACCEPT文で外部から入力したデータを用途がNATIONALの項目に格納できません。格納する場合の動作は保証しません。