COBOL2002 使用の手引 手引編


26.9.2 実行時デバッグ機能

デバッグ用のオプション(-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRange)を指定しコンパイルしたマルチスレッド対応COBOLプログラムが,実行時に異常終了,またはエラーが発生した場合,異常終了時要約情報が出力された後,スレッドが終了されます。

〈この項の構成〉

(1) シグナルの登録

マルチスレッド対応COBOLプログラムでは,シグナルの登録にsigactionシステムコールを使用します。登録するシグナルに関する詳細は,「36.9 シグナル」を参照してください。

(2) シグナルの種別

マルチスレッド対応COBOLプログラムでは,異常終了時要約情報リスト中のシグナル種別として以下を追加する。

なお,-MultiThreadオプションの指定がないCOBOLプログラムで,実行時エラーが発生したり,CBLABNサービスルーチンが呼び出されたりした場合には,シグナル種別はSIGIOT(abortによる異常終了)となります。

(3) シグナルに関する注意事項