25.1.3 CGIプログラム作成支援機能が提供する機能
CGIプログラム作成支援機能には,次のような機能があります。
(1) CGIプログラムの作成を支援するサービスルーチン
次のような機能を,サービスルーチンを使って利用できます。
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標準HTMLヘッダの出力
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システム環境変数へのアクセス
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フォーム情報の解析
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HTMLコードの自動生成
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デバッグ
詳細は「25.7 CGIプログラムの作成を支援するサービスルーチン」を参照してください。
(2) HTMLトランスレータ
HTMLトランスレータは,HTMLファイルをCOBOL副プログラムのソースファイルに変換するツールです。HTMLトランスレータを使うと,COBOLをプログラミングすることなく,HTMLファイルからCOBOL副プログラムが作成できます。
詳細は「25.5 HTMLファイルをCOBOLソースファイルに変換する方法」を参照してください。
(3) HTMLテンプレート機能
HTMLテンプレートとは,HTMLファイル中にHTML拡張言語と呼ばれる拡張タグを埋め込んだものです。HTMLテンプレートを利用すると,動的なWebページを出力するCOBOLプログラムを効率良く開発できます。
詳細は「25.6 HTMLテンプレート機能」を参照してください。
(4) 注意事項
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COBOL2002で作成したCGIプログラムは,サーバの高速化やISAPI,NSAPIなどの拡張CGI機能を利用できません。
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CGIプログラムの環境変数の設定,およびCGIプログラムを起動する起動ファイルは,セキュリティなどの理由からサーバ管理者に起動を制限されている場合があります。
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CGIプログラムのコンパイル時と実行時の環境変数LANGは,同じでなければなりません。