COBOL2002 使用の手引 手引編


21.3.1 TURN指令によるチェック

TURN指令に例外名を指定してチェックをONにすると,例外名に対する例外を引き起こせます。

TURN指令には,例外を表すレベル3例外名以外にも,レベル2またはレベル1の例外名を指定できます。また,EC-I-O例外名については,ファイル名を指定して,そのファイル名に対してだけチェックをON,またはOFFにできます。

TURN指令については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「3.3.15 TURN指令」を参照してください。

TURN指令に指定する例外名のレベルと,そのTURN指令の対象となる例外名の対応を,次に示します。

表21‒3 TURN指令と対象の例外名

TURN指令に指定する

例外名のレベル

対象となる例外名

レベル1

すべてのレベル3例外名

レベル2

指定した機能,分類に対応するレベル3例外名

レベル3

指定したレベル3例外名

表21‒4 TURN指令と対象の例外名(EC-I-O例外名)

TURN指令に指定する

例外名のレベル

ファイル名の

指定

対象となるEC-I-O例外名

レベル2

あり

指定したファイル名に対応するすべてのレベル3例外名

なし

すべてのファイルに対応するすべてのレベル3例外名

レベル3

あり

指定したファイル名に対応するレベル3例外名

なし

すべてのファイルに対応する指定したレベル3例外名