COBOL2002 使用の手引 手引編


14.1.4 整列併合機能の出力ファイルに対するディスク書き込み保証

SORT文およびMERGE文で使用する出力用ファイルにディスク書き込み保証を適用する場合は,出力用ファイル名に対して環境変数CBLD_ファイル名にFSYNC,またはCBLD_ファイル名にWDISKを指定します。また,環境変数CBLFSYNCにYESを指定した場合は,プロセス内のすべてのファイルに対してディスク書き込み保証が有効となり,整列併合機能で使用する出力用ファイルにもクローズ時のディスクへの書き込み保証が適用されます。

ただし,出力用ファイルとして索引ファイルを指定した場合は,環境変数CBLD_ファイル名にWDISKを指定した場合だけにディスク書き込み保証が適用されます。

ディスク書き込み保証の対象ファイルについては,「14.1.1 対象となるファイル編成」を参照してください。

次に,COBOLプログラムとファイル別の環境変数の指定例を示します。

COBOLプログラムの指定例
       INPUT-OUTPUT SECTION.
       FILE-CONTROL.
            SELECT INFILE   ASSIGN SYS010.
            SELECT OUTFILE  ASSIGN SYS020.
            SELECT SORTFILE ASSIGN SYS001S.
          :
       PROCEDURE DIVISION.
            SORT SORTFILE DESCENDING KEY SORT-KEY
                 USING  INFILE
                 GIVING OUTFILE.
環境変数の指定例
CBLD_OUTFILE=FSYNC