10.2.4 DISPLAY文によるデータの出力
少量入出力に使用するDISPLAY文について説明します。なお,DISPLAY文の言語仕様の詳細については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「10.8.12 DISPLAY文」を参照してください。
(a) 形式
DISPLAY {一意名|定数} 〔UPON {SYSPUNCH|SYSOUT|SYSLST|SYSPCH|CONSOLE|呼び名}〕 〔WITH NO ADVANCING〕 〔IN DATA DUMP〕
(b) 一般規則
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UPON指定を省略するとSYSOUTが仮定されます。
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SYSLSTは,SYSOUTと同様とみなされます。
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入出力の対象とするファイルの規則については,「10.2.1 入出力の対象とするファイルの割り当て方法」の「(2) DISPLAY文」を参照してください。
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指定した一意名または定数全部が出力されたあと,改行文字が最後に出力されます。ただし,WITH NO ADVANCING指定がある場合は,最後の改行文字が出力されません。
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IN DATA DUMP指定がある場合は,一意名の格納値はバイト単位に16進数に変換されて出力されます。一意名の格納値の表示形式については,「36.10 DISPLAY文による一意名の16進ダンプ表示」を参照してください。
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入出力エラーが発生した場合は,エラーメッセージが出力されてから処理が終了します。