COBOL2002 使用の手引 手引編


8.4.5 書式オーバレイの出力方法

書式付きで印刷をするときには,書式オーバレイイメージ名称を指定します。これには,次の二つの方法があります。

〈この項の構成〉

(1) プログラムによる書式オーバレイイメージの指定

プログラム中の入出力管理記述項(I-O-CONTROL.)に,APPLY FORMS-OVERLAY句を指定すると,書式オーバレイイメージを重ねて印刷できます。

APPLY FORMS-OVERLAY句については,マニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編」 「14.1.1(1) APPLY FORMS-OVERLAY句」を参照してください。

(例)
           :
       I-O-CONTROL.
           APPLY FORMS-OVERLAY TO FOV-NAME ON
           DAILY-FILE.
           :
       WORKING-STORAGE SECTION.
       77 FOV-NAME PIC X(8) VALUE 'FORMOVL1'.
           :

(2) 環境変数による書式オーバレイイメージの指定

プログラム中にAPPLY FORMS-OVERLAY句を指定しないときは,XMAP3の環境変数の指定によって,COBOLプログラムに関係なく書式オーバレイイメージを重ねて印刷できます。

プログラム中にAPPLY FORMS-OVERLAY句があるとき,XMAP3の環境変数によって書式名を有効にする場合は,書式名格納エリアに必ずNULLを格納してください。XMAP3の環境変数については,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 Server」を参照してください。