COBOL2002 使用の手引 手引編


6.1.1 使用できるファイル編成

このシステムで使用できるファイル編成を次に示します。

表6‒1 COBOL2002で使用できるファイル編成

ORGANIZATION句の指定

ファイル編成

ファイル形式

ファイル管理

システム

使用できるファイル

SEQUENTIAL

順編成ファイル(固定長)

バイナリデータの集合

  • COBOL85またはCOBOL2002で作成した順編成固定長ファイル

  • ほかのアプリケーションで作成したレコード長の整数倍の長さを持つバイナリファイル

順編成ファイル(可変長)

COBOL2002が独自に定める形式のファイル

COBOL2002独自のファイル管理システム

  • COBOL85またはCOBOL2002で作成した順編成可変長ファイル※1

RELATIVE

相対編成ファイル

COBOL2002が独自に定める形式のファイル

COBOL2002独自のファイル管理システム

  • COBOL85またはCOBOL2002で作成した相対編成ファイル

INDEXED

ISAMによる索引編成ファイル

ファイル管理システムに依存する

索引順編成ファイル管理

  • COBOL85またはCOBOL2002で作成した索引編成ファイル※2

  • ISAMユティリティで作成した索引編成ファイル

LINE SEQUENTIAL

テキスト編成ファイル

テキスト形式

  • COBOL85またはCOBOL2002で作成したテキスト編成ファイル

  • エディタなどで作成したテキストファイル

CSV

CSV編成ファイル

表計算プログラム用CSV形式

  • COBOL85またはCOBOL2002で作成したCSV編成ファイル

  • 表計算プログラムで作成したCSVファイル

RDB

HiRDBによる索引編成ファイル

ファイル管理システムに依存する

HiRDB

  • HiRDBユティリティで作成したファイル

(凡例)

−:該当しない

注※1

ただし,行制御ありで作成したファイルは使用できません。

注※2

既存の索引編成ファイルに対してOPEN OUTPUTを実行した場合,標準は追加書きとなります。詳細は,「6.6.1 ファイルの作成と割り当て方法」の「(5) 索引編成ファイルに対するOPENモード」を参照してください。