COBOL2002 使用の手引 手引編


5.4.2 IF文

IF文は,条件を評価し,真ならばTHENの処理を,偽ならばELSEの処理を実行します。

IF文については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「10.8.23 IF文」を参照してください。

IF文の処理の流れを次に示します。

図5‒5 IF文の処理の流れ

[図データ]

IF文の例を次に示します。

(例1)

THEN節とELSE節の両方に手続きがある場合

実行例

[図データ]

処理の流れ

[図データ]

(例2)

THEN節だけに手続きがある場合(ELSE NEXT SENTENCEを省略したとき)

実行例

[図データ]

処理の流れ

[図データ]

  • C1に対する文1はa1で,文2は省略されています。

  • C2に対する文1はa2で,文2はa3です。

  • C3に対する文1はS2で,文2はS3です。

  • C4に対する文1はS5で,文2は省略されています。

省略されているELSE NEXT SENTENCEを補うと,例2の実行例は次のようになります。

実行例

[図データ]