COBOL2002 使用の手引 手引編


36.5 プログラム間整合性チェック

引数および返却項目を利用してプログラム間の連絡をする場合,呼び出し元プログラムと呼び出し先プログラムの引数および返却項目の形式が異なると,プログラムが異常終了したり,不正な動作をしたりすることがあります。COBOL2002では,-DebugCompatiまたは-TDInfオプションを指定すれば,プログラム間の引数および返却項目の整合性をチェックできます。

なお,COBOL2002では,プログラム間整合性チェックよりも,例外名EC-PROGRAM-ARG-MISMATCHでの引数と返却項目の適合チェックの使用を推奨します。引数と返却項目の適合チェックの詳細は,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「10.7 引数と返却項目の適合」を参照してください。

〈この節の構成〉