COBOL2002 使用の手引 手引編


26.8.1 スレッドごとに固有の出力ファイル名称を付ける機能

出力ファイル名を指定する実行時環境変数の設定がある場合,この機能が実行されます。この機能は,実行時環境変数によって指定したファイル名へ,自動的にスレッドの識別子を付けます。これによって,スレッドごとに固有のファイルが出力されることになります。

形式
ファイル名_i.拡張子
i

スレッド識別子の値

注意事項

この機能の対象となる実行時環境変数を次に示します。

  • CBL_SYSOUT

  • CBL_SYSPUNCH

  • CBL_SYSERR

  • CBLABNLST

  • CBLDDUMP

  • CBLDATADUMPFILE

  • CBLPGMSEARCHTRC

ただし,CUIモードのときに,出力ファイル名に標準入力(stdin),標準出力(stdout),または標準エラー出力(stderr)が指定された場合,この機能の対象になりません。

これらの実行時環境変数の詳細は,「35.3 プログラムの実行環境の設定」を参照してください。