COBOL2002 使用の手引 手引編


26.7 実行時エラーが発生したときの動作

実行時エラーが検知された場合は,実行時エラーメッセージが出力されたあと,プログラムの動作していたスレッドが終了されます。実行時メッセージの形式は次のようになります。

形式
KCCCnnnnR-x(i) メッセージテキスト
nnnn

メッセージ番号

x

メッセージレベル

i

スレッド識別子の値

メッセージ番号,メッセージレベルなど,実行時メッセージの形式については,マニュアル「COBOL2002 メッセージ」を参照してください。

注意事項
  • COBOL実行時メッセージなどのCOBOL2002が出力する情報は,スレッド識別子が付けられます。これによって対応するスレッドを識別できます。スレッド識別子には,pthread_self関数が返すスレッドIDを用います。

  • マルチスレッド対応COBOLプログラム実行時の初期処理,または終了処理中にエラーが発生した場合,KCCC03nnR-Sなどのメッセージ番号が03nnで示される300番台の実行時メッセージが,英語で出力されます。なお,この場合,異常終了時要約情報リストは出力されません。