COBOL2002 使用の手引 手引編


25.5.2 ccbl2002コマンドからのHTMLファイルの変換

ccbl2002コマンドにHTMLファイルを指定すると,HTMLファイルのCOBOLソースファイルへの変換,COBOLプログラムへのコンパイルが連携して実行されます。次にccbl2002コマンドでHTMLファイルをコンパイルする流れを示します。

図25‒5 ccbl2002コマンドでHTMLファイルをコンパイルするときの流れ

[図データ]

規則
  • ccbl2002コマンドに指定されたファイルのうち,拡張子が.htm,および.htmlのファイルだけ,HTMLトランスレータの処理対象となります。

  • ccbl2002コマンドに指定されたコンパイラオプションは,HTMLトランスレータが生成したCOBOLソースファイルに対しても有効になります。

  • ccbl2002コマンドから連携してHTMLトランスレータが起動された場合,変換されたCOBOLソースファイルは,カレントディレクトリに出力されます。

注意事項

ccbl2002コマンドにHTMLファイルと同名のCOBOLソースファイルを指定してはいけません。

例えば,「ccbl2002 CGIMAIN.cbl CGIMAIN.htm -lcbl2kcgi」と指定すると,CGIMAIN.htmがCOBOLソースファイルに変換され,CGIMAIN.cblに上書きされます。