22.2 DCシミュレーション
テストデバッガを使用すると,OpenTP1が組み込まれていない環境であっても,COBOL2002で使用できる擬似OpenTP1用ライブラリをリンク時に指定すれば,DCシミュレーションができます。
DCシミュレーションの操作方法については,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 操作編」のテストデバッガの説明を参照してください。
- リンク方法
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擬似OpenTP1用ライブラリを使用した場合の実行可能ファイル生成例を次に示します。
AIX(32),Linuxの場合
ccbl2002 -Main,System sample.cbl -lcbl2kdc
AIX(64)の場合
ccbl2002 -Main,System sample.cbl -lcbl2kdc64
- 注意事項
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DCシミュレーション機能を使用するプログラムから実行可能ファイルまたは共用ライブラリを作成する場合は,リンク時に-lcbl2kdcまたは-lcbl2kdc64オプションの指定が必要です。
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擬似OpenTP1用ライブラリをリンクした実行可能ファイルで,DCシミュレーションをしない場合,擬似OpenTP1関数を実行中であることを通知するメッセージが表示されます。
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OpenTP1では,標準入出力(stdin,stdout,stderr)のリダイレクションが行われる場合があるため,COBOL実行時メッセージ,およびACCEPT/DISPLAY文については,出力先に注意する必要があります。
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