COBOL2002 使用の手引 手引編


18.7.4 引数の受け渡し

実行可能ファイルが利用者引数(例えば,a.out AAAとして実行した場合のAAA)を必要とする場合,実行可能ファイルに引数を渡すには次の方法があります。

〈この項の構成〉

(1) USING 一意名による方法

USING 一意名を指定すると,一意名に指定した値は,そのままの利用者引数となります。

(例)
       01 PARM PIC X(3) VALUE 'AAA'.
           :
       CALL 'a.out' USING PARM.

この場合,「a.out AAA」という形でa.outが起動します。

複数の引数を渡す場合は,複数の一意名に分けて指定します。

なお,BY REFERENCE/BY VALUE/BY CONTENTなどのBY〜指定に関係なく,一意名に格納された値を引数として渡します。