COBOL2002 使用の手引 手引編


11.5.2 その他の注意事項

〈この項の構成〉

(1) RELEASE文とRETURN文

RELEASE文はINPUT PROCEDURE中で実行します。RETURN文はOUTPUT PROCEDURE中で実行します。誤って実行するとプログラムが異常終了します。

(2) 入出力エラー

整列処理,併合処理で使用するファイルに対して入出力エラーが発生したときの処理について説明します。

なお,共通例外処理を使用する場合の詳細については,「21 共通例外処理」を参照してください。

(a) 入出力ファイル

入出力ファイルに入出力エラーが発生すると,FILE STATUS句,USE ERROR手続きが有効となります。これらの指定がない場合,プログラムは異常終了します。

(b) 整列作業用ファイル

整列作業用ファイルに入出力エラーが発生すると,プログラムは異常終了します。

(3) キー数

SORT文,MERGE文で指定できるキーの数は最大64個です。