3.1 翻訳グループの概要と考え方
翻訳グループは,1個以上の翻訳単位から構成されます。翻訳単位は,次に示す定義のどれかに該当します。
-
最外側のプログラム定義
-
関数定義
-
クラス定義
-
インタフェース定義
各翻訳単位のコンパイルが成功すると,プログラム定義,関数定義,クラス定義などに対してオブジェクトファイル(.o)が生成されます。実行単位は,オブジェクトファイルから生成された実行可能ファイルや共用ライブラリによって構成されます。
翻訳グループについては,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「6 翻訳グループの構造(Structured compilation group)」を参照してください。
COBOL2002では,翻訳グループが1回のコンパイルの入力単位となります。翻訳グループの構成概念を次に示します。