26.5 マルチスレッド対応COBOLプログラムが対応している機能
マルチスレッド対応COBOLプログラムが対応している機能を,次に示します。対応していない機能をマルチスレッド対応COBOLプログラムに適用しないよう注意してください。
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種類 |
機能名 |
マルチスレッドへの対応 |
備考 |
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|---|---|---|---|---|
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規格 |
基本機能 |
○ |
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順編成ファイル |
×※1 |
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相対編成ファイル |
×※1 |
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索引編成ファイル |
○ |
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整列併合 |
△※1 |
USING/GIVING指定に対して,マルチスレッドで使用できないファイル編成は指定できない。 |
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プログラム間連絡 |
○ |
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組み込み関数 |
○ |
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オブジェクト指向 |
○ |
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共通例外処理 |
○ |
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再帰呼び出し |
○ |
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利用者定義関数 |
○ |
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局所場所節(LOCAL-STORAGE SECTION) |
○ |
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X/Open |
テキスト編成ファイル |
×※1 |
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ファイル共用(ファイルシェア) |
索引編成ファイル以外 |
×※1 |
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索引編成ファイル |
○※1 |
同一スレッド内でのファイル共用は使用できない。 |
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コマンド行および環境変数へのアクセス |
△ |
環境変数アクセスだけで使用できる。 |
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画面節(SCREEN SECTION)による画面操作※4 |
×※2 |
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C言語インタフェース |
△ |
データの共用はできない。 |
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インタナショナリゼーション |
○ |
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拡張機能 |
日本語 |
○ |
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ブール(ビット操作) |
○ |
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アドレス操作 |
○ |
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1バイト2進機能・COMP-X項目 |
○ |
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浮動小数点項目 |
○ |
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報告書作成機能 |
×※1 |
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HiRDBによる索引編成ファイル※4 |
×※1 |
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CSV編成ファイル |
×※1 |
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ラージファイル入出力 |
△※1 |
使用するファイル編成がマルチスレッドに対応していれば使用できる。 |
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ファイル入出力拡張機能 |
×※1 |
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プリンタへのアクセス(入出力による書式印刷機能)※5 |
×※1 |
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ファイルのディスク書き込み保証 |
○ |
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通信節による画面操作※5 |
×※1 |
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画面節(WINDOW SECTION)による画面操作※4 |
×※2 |
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データコミュニケーション機能 |
×※1 |
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データベース操作機能※8 |
△※1 |
連携しているドライバおよびデータベースが,マルチスレッドに対応している必要がある。 |
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XDMによるデータベースシミュレーション機能 |
○ |
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基本機能サービスルーチン |
△ |
実行できないサービスルーチンがある。詳細は「26.10.2 呼び出してはいけないサービスルーチン」を参照のこと。 |
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CGIプログラム作成支援機能※5 |
△ |
実行できないサービスルーチンがある。詳細は「25.7 CGIプログラムの作成を支援するサービスルーチン」を参照のこと。 |
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COBOL入出力サービスルーチン |
× |
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バイトストリーム入出力サービスルーチン |
× |
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Unicode機能 |
○ |
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数字項目のけた拡張機能※6 |
○ |
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動的長基本項目機能 |
○ |
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定数長拡張機能 |
○ |
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デバッグ |
実行時デバッグ機能 |
○ |
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テストデバッグ機能※3 |
△ |
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カバレージ機能※7 |
△ |
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開発/実行環境 |
プロファイル機能 |
× |
プロファイル機能オプション(-Profile)は,-MultiThreadオプションと同時に指定した場合,無視される。 |
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- (凡例)
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○:使用できる
△:制限付きで使用できる
×:使用できない
- 注※1
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コンパイル時,この機能を使用する文に対してWレベル(警告エラー)のメッセージが出力されます。
- 注※2
-
コンパイル時,この機能を使用する文に対してSレベル(重大エラー)のメッセージが出力され,コンパイルは中止します。
- 注※3
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AIXで,ユーザスレッド,カーネルスレッドが1:1のときだけ有効です。
- 注※4
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AIXで有効です。
- 注※5
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AIX(32)で有効です。
- 注※6
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AIX(64),Linux(x64)で有効です。
- 注※7
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AIXでは,ユーザスレッド,カーネルスレッドが1:1のときだけ有効です。
Linuxでは,カバレージ情報の蓄積だけできます。
- 注※8
-
Linuxで有効です。