8.2.1 ファイル割り当て
プリンタ出力をするファイルは,環境部入出力節でORGANIZATION句に順編成またはテキスト編成のどちらかを指定します。
環境入出力節でファイル編成を指定したあと,定数指定,環境変数指定,データ名指定のどれかの方法で,ASSIGN句に出力先の物理ファイル名を割り当てます。
割り当てる物理ファイル名は,印刷モードごとに異なります。詳細は,「8.4 XMAP3による印刷(AIX(32)で有効)」を参照してください。また,ファイル割り当ての詳細については,「6.2 ファイル割り当ての共通規則」を参照してください。
定数指定,環境変数指定,データ名指定の記述例を,それぞれ次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) 定数指定
ENVIRONMENT DIVISION.
INPUT-OUTPUT SECTION.
FILE-CONTROL.
SELECT FILE-1 ASSIGN TO '物理ファイル名'.
:(2) 環境変数指定
ENVIRONMENT DIVISION.
INPUT-OUTPUT SECTION.
FILE-CONTROL.
SELECT FILE-1 ASSIGN TO PRT.
:- 注
-
実行時に,次の環境変数が指定されているものとします。
CBL_PRT=物理ファイル名
(3) データ名指定
ENVIRONMENT DIVISION.
INPUT-OUTPUT SECTION.
FILE-CONTROL.
SELECT FILE-2 ASSIGN TO FILE-NAME.
:
WORKING-STORAGE SECTION.
01 FILE-NAME PIC X(40).
PROCEDURE DIVISION.
MOVE '物理ファイル名' TO FILE-NAME.
: