15.3.1 カバレージ情報の表示の方法(テキスト形式)
コマンドプロンプトから,コマンドを入力してカバレージ情報を表示します。
カバレージ情報の表示については,「13.2.5 カバレージ情報の表示(テキスト形式)」を参照してください。
(1) カバレージ情報の表示の手順
バッチモードでカバレージ情報を表示するときの作業の流れを説明します。
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-CVInfコンパイラオプションを指定して,プログラムをコンパイルする。
コンパイラオプションについては,「9.1.2 プログラムのコンパイル」を参照してください。
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cblcl2kコマンドを指定して,実行する。
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コマンドに指定したカバレージ情報リストファイルをテキストエディタで開き,内容を確認する。
(2) cblcl2kコマンドの指定形式
- 形式
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- -List
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すべてのプログラムのカバレージ情報一覧を表示します。
- -Summary
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カバレージ情報のまとめを表示します。
- -Source
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すべてのソース情報を表示します。
- -Difference
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差分ソース情報を表示します。
- -Unexecuted
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未実行ソース情報を表示します。
- -UnexecutedDifference
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差分未実行ソース情報を表示します。
- -Activate
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呼び出し文情報を表示します。
- -All
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すべての情報を表示します。次の引数をすべて指定したのと同じです。
-List,-Summary,-Source,-Difference,-Unexecuted,-UnexecutedDifference,-Activate
-Allが指定されたときは,ほかの引数は無視されます。
- -Output
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カバレージ情報リストファイルのパス名を指定します。省略時はカレントフォルダに,最初に指定したプログラム情報ファイル名に拡張子「.cll」を付けたファイル名で出力します。
- -Input
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プログラム情報ファイルのパス名を指定します。
- -?
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cblcl2kコマンドの構文を表示します。-?を指定すると,ほかの引数はすべて無視されます。
出力されるカバレージ情報リストの詳細については,「13.2.5 カバレージ情報の表示(テキスト形式)」を参照してください。
- 注意事項
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-List,-Summary,-Source,-Difference,-Unexecuted,-UnexecutedDifference,-Activateまたは-Allオプションを何も指定しなかった場合,-Allオプションを仮定します。
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cblcl2kコマンドのメッセージは標準エラー出力に出力します。
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コマンド名,引数は,英大文字,英小文字のどちらでも指定できます。引数の始まりは,ハイフン(-)の代わりにスラント(/)も使用できます。
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コマンド名だけを指定した場合は,コマンドの構文を表示します。
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引数の区切り記号は空白文字とタブです。空白文字とタブを区切り記号としたくないときは,引数をダブルコーテーション(")で囲みます。例えば,空白文字を含むファイル名はファイル名をダブルコーテーション(")で囲んで指定します。
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「@コマンドファイル名」の形でコマンドファイルが指定できます。コマンドファイルの内容は,実行時にコマンドラインに変換されます。コマンドファイルはコマンド名よりあとに指定します。
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同じ引数を複数指定した場合は,あとに指定した引数のパラメタを有効とします。
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引数にパスの付かないファイル名だけを指定した場合は,カレントフォルダのファイルとします。フォルダ名だけを指定した場合は,カレントフォルダ下にあるフォルダとします。相対パスで指定された場合は,カレントフォルダを基準に検索します。ただし,プログラム情報ファイルを指定した場合は,環境変数CBLPIDIRの指定が有効となります。
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コマンドが返すリターン値は,次のとおりです
リターン値
内容
0
正常終了
1
エラー発生による終了
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-?引数が指定された場合のコマンドの構文は,標準出力に出力されます。それ以外のメッセージは,標準エラー出力に出力されます。
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(3) 環境変数の指定
カバレージ表示に必要なファイルを環境変数に指定します。
(a) CBLPIDIR
作成または更新したプログラム情報ファイルのあるフォルダを指定します。
- 注意事項
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プログラム情報ファイルがパスの付かないファイル名または,相対パスで指定された時は,次のフォルダを検索します。相対パスを指定した時は,次のフォルダからの相対パスを検索します。絶対パスが指定されたときは,次に示すフォルダの検索は行いません。
1. 環境変数CBLPIDIR で指定したフォルダ
2. カレントフォルダ
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プログラムが-CVInfコンパイラオプションでコンパイルされていない場合,カバレージ情報の表示,およびカウント情報の表示の対象となりません。
カバレージ情報の表示では対象外とするエラーメッセージを出力します。
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カバレージ情報の表示の対象となるプログラム情報ファイルが一つもない場合は,カバレージの表示を行いません(カバレージ情報リストファイルも出力しません)。
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