13.2.7 カバレージ情報の操作
次のどちらかの方法で,プログラム情報ファイルのカバレージ情報を操作できます。
カバレージウィンドウからカバレージ情報を操作する方法については,「14.3.3 カバレージ情報」を参照してください。コマンドを使用してカバレージ情報を操作する方法については,「15.5 カバレージ情報の操作」を参照してください。
カバレージ情報の操作には次の機能があります。
- 〈この項の構成〉
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(1) カバレージ情報の0%化
実行が済んだ文を未実行文に戻します。再度のテストが必要なときに,蓄積したカバレージ情報を0%に戻すときに使用できます。
次のカバレージ情報が0%になります。
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C0メジャー
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差分C0メジャー
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C1メジャー
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差分C1メジャー
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S1メジャー
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差分S1メジャー
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(2) 差分カバレージ情報の0%化
差分に含まれる実行が済んだ文をすべて未実行文に戻します。次のカバレージ情報が0%になります。
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差分C0メジャー
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差分C1メジャー
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差分S1メジャー
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(3) 差分カバレージ情報のクリア
差分の対象となる文を差分とみなさないようにします。次の情報が0になります。
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差分の実行文の数
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差分の実行できる分岐の数
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差分の実行できる呼び出し文の数
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(4) カバレージ情報のマージ
複数のプログラム情報ファイルのカバレージ情報を,一つのプログラム情報ファイルへマージします。実行環境をコピーして複数のテスト環境を作成して別々に蓄積したカバレージ情報を,一つのプログラム情報ファイルにマージするときに使用できます。マージするプログラム情報ファイルのコンパイル時間は,すべて同じである必要があります。
- 注意事項
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カバレージ情報の操作は,プログラム情報ファイルの単位で行います。プログラム情報ファイルに複数の翻訳単位がある場合は,すべてを対象にします。
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