8.4.3 その他の注意事項
(1) バイトオーダ
テストデバッガは,文字コードの変換だけではなく,UTF-16のバイトオーダの変換をします。
UTF-16のバイトオーダの変換の規則を次に示します。
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シフトJISからUTF-16,またはUTF-16からシフトJISに変換するときのUTF-16のバイトオーダは,環境変数CBLUNIENDIANの値に従います。環境変数CBLUNIENDIANの値と仮定するバイトオーダの関係を表8-8に示します。
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データ名への代入,および比較条件式を設定するときの16進日本語文字定数はUTF-16BEを指定してください。16進日本語文字定数に指定されたUTF-16BEのコード値は,環境変数CBLUNIENDIANの指定に従い,テストデバッガが自動的にバイトオーダの変換をします。
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用途がNATIONALの項目を16進数で表示する場合,およびデータ属性表示で表示エラーが発生した場合に表示する16進数の値は,UTF-16BEの16進数で表示します。
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データ名に値を代入する場合,拡張16進定数を使用してコード値を直接指定したときは,バイトオーダの変換はしません。
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比較条件式を設定する場合,拡張16進定数を使用してコード値を直接指定したときは,バイトオーダの変換はしません。
表8‒8 環境変数CBLUNIENDIANの値と仮定するバイトオーダ データ項目
環境変数CBLUNIENDIANの値
LITTLE
BIG
LITTLE,BIG以外
(指定なしも含む)
用途がNATIONAL
UTF-16LE※1を
仮定する
UTF-16BE※2を
仮定する
UTF-16LE※1を仮定する
(2) テストデバッガとカバレージが入出力するファイル
TDコマンド格納ファイルはシフトJISで作成してください。ただし,外字を指定する場合など文字のコード値を直接指定したい場合は,16進英数字定数,16進日本語文字定数を使用して,指定したいコード値をUnicodeで指定します。
テストデバッガまたはカバレージが出力するエラーメッセージおよび次に示すファイルはシフトJISで出力します。
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ログ出力ファイル
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結果出力ファイル
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結果蓄積ファイル
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実行結果出力ファイル
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カバレージ情報リストファイル
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カウント情報リストファイル
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カバレージ統計情報CSVファイル
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ソースカバレージ情報CSVファイル
(3) 表意定数の扱い
空白文字,表意定数SPACEの文字コードは次のようになります。
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用途がDISPLAYの場合は,UTF-8の半角空白文字(X'20')になります。
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用途がNATIONALの場合は,環境変数CBLUNIENDIANの設定に従い,UTF-16LEの全角空白文字(X'0030')またはUTF-16BEの全角空白文字(X'3000')になります。仮定するバイトオーダについては「表8‒8 環境変数CBLUNIENDIANの値と仮定するバイトオーダ」を参照してください。