2.3.1 構文規則
コンパイラオプションの構文規則について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) オプション指定項
コマンドライン上で,コンパイラオプションを指定する部分をオプション指定項と呼びます。
次の例の下線部分は,それぞれオプション指定項です。
ccbl2002 -Option,SubOption -AnotherOption filename.cbl
(2) オプション指定項の構成
一つのオプション指定項を構成する要素,および構成要素の名称を次に示します。
-Option,SubOption Argument 1. 2. 3.
-
1.をオプション名と呼びます。
-
2.をサブオプション名と呼びます。
-
3.をオプションの引数と呼びます。上記の例では,サブオプション名に引数が従属していますが,オプション名に直接引数が従属することもあります。
-
2.と3.を合わせて,サブオプションと呼びます。
-
1.〜3.を合わせて,オプションと呼びます。(オプションは,一つのオプション指定項全体を表します)
- 規則
-
-
あるオプションOptionに従属するオプションのことを「Optionのサブオプション」と呼びます。また,説明の対象となるサブオプションがどのオプションに従属するか明確な場合には,主従関係を特定しないで単に「サブオプション」と呼びます。
-
SubOptionがOptionのサブオプションである場合,構文規則およびオプション指定項では,次のように記述します。
-Option,SubOption
また,複数のサブオプションを持つオプションは,次のように記述します。
-Option,SubOption1,SubOption2
-
オプションとサブオプションの区切りには,コンマ(,)を使用します。また,サブオプション同士の区切りにもコンマを使用します。
-
オプションには,サブオプションのほかに,ファイル名や数値などの値を引数として持つものもあります。
オプションOptionが引数Argumentを持つ場合は,次のように記述します。
-Option Argument
-
引数は,オプション一つにつき一つだけしか指定できません。
-
オプション名同士,およびオプション名と引数の区切りには,半角空白文字を使用します。
-