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COBOL2002 操作ガイド


2.1.4 ファイル単位のコンパイルとは

ファイル単位のコンパイルとは,ファイル単位にソース生成やコンパイルだけをする方法です。定義ファイルやHTMLファイルなどの出力ファイルが指定されているファイルをコンパイルするとソース(登録集原文)が生成されます。コンパイルするファイルに依存するファイルがあっても,そのファイルはコンパイルやソース生成の対象になりません。

COBOLソースの場合は,ファイル単位のコンパイルによってオブジェクトファイルが作成されますが,リンケージはされません。最終生成ファイルを生成するには,ビルドまたはリビルドを実行する必要があります。

したがって,ファイル単位のコンパイルは,ファイルごとにコンパイルしてコンパイルエラーの有無を確認したり,定義ファイルからソースを生成したりするような場合に使用します。