COBOL2002 ユーザーズガイド


38.3.5 リソース定義ファイルとCOBOLで使用するリソース定義文

リソース定義ファイルは,リソースコンパイラ(RCコマンド)の入力となるファイルであり,アプリケーションプログラムで使用するリソース(アイコン)の定義を記述したものです。リソースは,リソース定義文で定義します。COBOLアプリケーションの作成で使用されるリソース定義文を,次に示します。

〈この項の構成〉

(1) ICON文

ICON文は,アイコンの形を定義するビットマップを指定する文です。

構文
リソース名 ICON ファイル名
リソース名

リソースを識別するための一意名または整数値(1〜65,535)を指定します。

ファイル名

リソースデータファイル(アイコンデータファイル)を指定します。カレントフォルダにないときは,絶対パス名で指定します。絶対パス名は引用符(")で囲んでも囲まなくてもかまいません。ただし,空白を含む場合は必ず引用符(")で囲まなければなりません。

使用例

アイコンビットマップtest.icoで,アイコンリソースtestを定義します。

test ICON \users\test.ico
注意事項

アイコンリソースは複数のイメージを含むことができます。