COBOL2002 ユーザーズガイド


38.3.3 オプション

リソースコンパイラ(RCコマンド)で使用できるオプションを次に示します。

表38‒3 リソースコンパイラオプション一覧

オプション名

機能

参照先

Windows(x86) COBOL2002

Windows(x64) COBOL2002

-d

シンボルを定義します

(1) -d シンボル

-fo

出力リソースファイル名を指定します

(2) -fo RESファイル名

-i

環境変数INCLUDEの検索パスを追加します

(3) -i INCLUDE検索パス

-l

デフォルトの言語IDを16進数で指定します

(4) -l コードページ番号

-n

文字列テーブルのすべての文字列にNULLを追加します

(5) -n

-u

シンボルの定義を取り消します

(6) -u シンボル

-v

進行状況のメッセージを表示します

(7) -v

-x

環境変数INCLUDEを無視します

(8) -x

-?または-h

オプションの概略一覧を表示します

(9) -?または-h

(凡例)

○:オプションあり

〈この項の構成〉

(1) -d シンボル

プリプロセサのシンボルを定義するためのオプションです。

(2) -fo RESファイル名

生成されるリソースファイル名称を指定するためのオプションです。このオプションを指定しなかった場合は,リソース定義ファイル名の拡張子を.resに変更した名称でリソースファイルが生成されます。

(3) -i INCLUDE検索パス

環境変数INCLUDEの検索対象パスに先行して検索するパスを指定するオプションです。

(4) -l コードページ番号

翻訳のためのデフォルトの言語を指定するためのオプションです。言語は,コードページ番号で指定してください。

注意事項

コードページとは,Windowsが多国語対応のアプリケーション開発を容易にするために用意した文字コードの体系です。各国の言語ごとにページという単位で区分されています。

(5) -n

文字列テーブルのすべての文字列を,NULL文字(X'00')で終了する文字列にするためのオプションです。

(6) -u シンボル

プリプロセサのシンボルの定義を取り消すためのオプションです。

(7) -v

処理過程のレポートを表示するためのオプションです。

(8) -x

環境変数INCLUDEを無視するためのオプションです。

(9) -?または-h

オプションの概略一覧を表示するためのオプションです。