COBOL2002 ユーザーズガイド


36.1 実行可能ファイルの起動方法

COBOL2002で作成したプログラムを実行する方法を,以下に示します。

形式
実行可能ファイル名称 〔実行可能ファイルの引数〕
実行可能ファイル名称

実行可能ファイル名称は,原始プログラムをコンパイル時に-OutputFileオプションで指定したファイル名です。-OutputFileオプションを指定しなかったときのファイル名称は,ソースファイル名に拡張子.exeを付けた名称になります。

-OutputFileオプションの詳細は,「33.5.10 リンクの設定」の「(10) -OutputFileオプション」を参照してください。

実行可能ファイルの引数

指定した引数は,原始プログラム中のPROCEDURE DIVISIONのUSING指定の引数,またはCBLARGVサービスルーチンなどによって取り込めます。実行可能ファイルの引数を複数指定するときは,それぞれを空白で区切ります。引数の受け取り方法の詳細は,「16 COBOLの実行単位」を参照してください。

実行方法には次のような方法があります。

開発マネージャ,実行支援を利用した実行方法については,マニュアル「COBOL2002 操作ガイド」を参照してください。

なお,実行支援で生成するプログラム別実行環境ファイル(.cbr)は,実行ファイルと同じフォルダに,同じ名称(拡張子は除く)で保存する必要があります。

注意事項

プログラムの実行時に,プログラムが実行できる十分な仮想メモリがない場合,「指定したプログラムは実行されません。」というメッセージが出力されます。この場合,Windowsの仮想メモリを大きくしてください。