COBOL2002 ユーザーズガイド


33.1 コンパイル時の主な入出力ファイル

プログラムをコンパイルするときの主な入出力の流れを次に示します。

図33‒1 コンパイル時の入出力の流れ

[図データ]

  1. ccbl2002コマンドを実行すると,COBOL2002コンパイラに制御が渡り,COBOLソースファイルからオブジェクトファイル(.obj)が生成されます。このとき,同時に次のファイルが生成されます。

    • モジュール定義ファイル(.def)

    • リソース定義ファイル(.rc)

  2. 生成されたリソース定義ファイルを基に,リソースコンパイラによってリソースファイル(.res)が生成されます。

  3. オブジェクトファイル,モジュール定義ファイル,リソースファイルがリンカに取り込まれ,実行可能ファイル(.exe),ダイナミックリンクライブラリ(.dll),または標準ライブラリ(.lib)が生成されます。

上記に示したファイルや,その他COBOL2002で使用するファイルの内容については,「付録F COBOLで使用するファイル」を参照してください。