COBOL2002 ユーザーズガイド


30.11.7 CBLCUR

CBLCURサービスルーチンは,画面上の指定された位置にカーソルを移動するものです。

形式
CALL 'CBLCUR' USING 引数1 引数2
引数
  • 引数1は使用しません。

  • 引数2には,カーソルを移動する行とカラムを指定します。この項目は次の形式の集団項目とします。

    記述形式

    内容

    01 データ名1.

    CALL文のUSINGで指定するインタフェース領域の名前を指定する。

     02 データ名2 PIC 9(04)
        USAGE COMP.

    カーソルを移動する行の番号を,2バイトの2進項目で指定する。

     02 データ名3 PIC 9(04)
        USAGE COMP.

    カーソルを移動するカラム位置を,2バイトの2進項目で指定する。

戻り値

0:正常終了した場合

-1:エラーが発生した場合

規則
  • 行の番号は1〜24,カラム位置は1〜80の値でなければなりません。

  • 画面節(WINDOW SECTION)を実行中にこのサービスルーチンを呼び出すと実行時エラーとなります。画面節(SCREEN SECTION)とは同時に実行できます。

使用例
       IDENTIFICATION DIVISION.
       PROGRAM-ID. SAMPLE1.
           :
       DATA DIVISION.
       WORKING-STORAGE SECTION.
       01 OP-1 PIC X VALUE SPACE.
       01 OP-2.
         02 OP-2-1 PIC 9(4) USAGE COMP VALUE 10.
         02 OP-2-2 PIC 9(4) USAGE COMP VALUE 20.
           :
       PROCEDURE DIVISION.
           :
           CALL 'CBLCUR' USING OP-1 OP-2.
           IF RETURN-CODE NOT = 0 THEN
             CBLCURエラー処理
           END-IF.
           :