COBOL2002 ユーザーズガイド


30.11.1 CBLPUT

CBLPUTサービスルーチンは,画面に1文字を出力するものです。

形式
CALL 'CBLPUT' USING 引数1
引数

引数1には,現在のカーソル位置に出力する文字を,1バイトの英数字項目で指定します。

戻り値

0:正常終了した場合

-1:エラーが発生した場合

規則
  • 引数1が1バイト以上の長さの場合,先頭の1バイトだけが有効となります。

  • このサービスルーチンを使用して文字を出力すると,カーソルは右へ1文字移動します。

  • このサービスルーチンを呼ぶ前に,CBLCURサービスルーチンでカーソルを位置づけておく必要があります。位置づけていないと,文字の表示される位置は不定となります。

  • 画面節(WINDOW SECTION)を実行中にこのサービスルーチンを呼び出すと実行時エラーとなります。画面節(SCREEN SECTION)とは同時に実行できます。

使用例
       IDENTIFICATION DIVISION.
       PROGRAM-ID. SAMPLE1.
           :
       DATA DIVISION.
       WORKING-STORAGE SECTION.
       01 OP-1 PIC X(1) VALUE 'A'.
           :
       PROCEDURE DIVISION.
           :
           CALL 'CBLPUT' USING OP-1.
           IF RETURN-CODE NOT = 0 THEN
             CBLPUTエラー処理
           END-IF.
           :