COBOL2002 ユーザーズガイド


29.4.3 数字項目のけた拡張機能で対象となる節や文

数字項目のけた拡張機能の対象となる節や文について,次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 環境部

環境部では,データ名および定数の指定できる個所に19〜38けたの数字項目,数字編集項目,および数字定数の定義や参照はできません。

(2) データ部

数字項目のけた拡張機能の対象となる節を次に示します。

表29‒5 数字項目のけた拡張機能の対象となる節

節名

数字項目のけた拡張機能への対応

ファイル節(FILE SECTION)

作業場所節(WORKING-STORAGE SECTION)

局所場所節(LOCAL-STORAGE SECTION)

連絡節(LINKAGE SECTION)

報告書節(REPORT SECTION)

×

画面節(SCREEN SECTION)

×

画面節(WINDOW SECTION)

×

通信節(COMMUNICATION SECTION)

×

サブスキーマ節(SUBSCHEMA SECTION)

×

(凡例)

○:使用できる

×:使用できない

数字項目のけた拡張機能の対象となるファイルを次に示します。

表29‒6 数字項目のけた拡張機能の対象となるファイル

ファイル編成

数字項目のけた拡張機能への対応

順編成ファイル

相対編成ファイル

索引編成ファイル

×

テキスト編成ファイル

CSV編成ファイル

×

整列併合ファイル

×

報告書ファイル

×

HiRDBによる索引編成ファイル

(凡例)

○:使用できる

×:使用できない

数字項目のけた拡張機能の対象となるその他のデータ部の句について,次に示します。

表29‒7 数字項目のけた拡張機能の対象となるその他のデータ部の句

データ部の句

数字項目のけた拡張機能への対応

BLANK WHEN ZERO句

BLOCK CONTAINS句

×

DATA RECORDS句

×

EXTERNAL句

×

LINAGE句

×

OCCURS句

×

PICTURE句

記号「P」を含む場合

×

USAGE句

DISPLAY

COMPUTATIONAL-3

または

COMP-3

PACKED-DECIMAL

上記以外

×

VALUE句(作業場所節,局所場所節,ファイル節,連絡節)

(凡例)

○:使用できる

×:使用できない

(3) 手続き部

数字項目のけた拡張機能の対象となる手続き部見出しおよび手続き文について,次に示します。各手続き文の対応の詳細については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」およびマニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編」を参照してください。

表29‒8 数字項目のけた拡張機能の対象となる手続き部見出しおよび手続き文

手続き部見出しおよび手続き文

数字項目のけた拡張機能への対応

手続き部見出しの引数と返却項目

ACCEPT文

×

ADD文

ALTER文

CALL文

CANCEL文

CLOSE文

COMMIT文

COMPUTE文

CONTINUE文

DELETE文

DISABLE文

×

DISPLAY文

DIVIDE文

ENABLE文

×

ENTER文

ENTRY文

ERASE文

×

EVALUATE文

EXAMINE文

×

EXIT文

GO TO文

×

GOBACK文

IF文

INITIALIZE文

INSPECT文

×

INVOKE文

×

MERGE文

×

MOVE文

MULTIPLY文

OPEN文

PERFORM文

RAISE文

READ文

RECEIVE文

×

RELEASE文

×

REPLY文

×

RESUME文

RETURN文

×

REWRITE文

ROLLBACK文

SEARCH文

SEND文

×

SET文

SORT文

×

START文

×

STOP文

×

STRING文

×

SUBTRACT文

TRANSCEIVE文

×

TRANSFORM文

×

UNLOCK文

UNSTRING文

×

USE文

WAIT文

WRITE文

(凡例)

○:使用できる

△:一部使用できない構文がある

×:使用できない

−:該当する指定がない