COBOL2002 ユーザーズガイド


29.2.1 数字項目のけた拡張機能で対象となるデータ項目

数字項目のけた拡張機能の対象となるデータ項目の指定方法および表現形式を次の表に示します。

表29‒1 数字項目のけた拡張機能に対応したデータ項目の指定方法および表現形式

項目

PICTURE句の指定

USAGE句の指定

表現形式

数字項目のけた拡張機能への対応

数字項目

数字

DISPLAY

外部10進形式

PACKED-DECIMAL

または

COMPUTATIONAL-3

内部10進形式

BINARY

または

COMPUTATIONAL

COMPUTATIONAL-4

COMPUTATIONAL-5

2進形式

×

'9','X','A'だけ

COMPUTATIONAL-X

2進形式

×

外部浮動小数点の数字

DISPLAY

外部浮動小数点形式

×

PICTURE句の指定なし

COMPUTATIONAL-1

内部浮動小数点形式(4バイト)

×

COMPUTATIONAL-2

内部浮動小数点形式(8バイト)

×

数字編集項目

数字編集

DISPLAY

1バイトで1文字を表現する

(凡例)

○:指定できる

×:指定できない

注※

内部浮動小数点形式または外部浮動小数点形式の詳細については,マニュアル「COBOL2002 言語 拡張仕様編」 「6 浮動小数点形式データを扱う機能」を参照してください。